ホーム乗り捨てできるカーシェアおすすめ3選!普及しない理由についても紹介

乗り捨てできるカーシェアおすすめ3選!普及しない理由についても紹介

2022/11/29

カーシェアのデメリットとしてよく挙げられるのが「乗り捨てができない点」です。カーシェアは原則、借りた場所で返却しなければなりません。

しかし中には、制限付きではあるものの、乗り捨てができるカーシェアも存在します。

そこで今回は、乗り捨てできるカーシェアおすすめ3選を紹介します。

「乗り捨てができるならカーシェアもありかな」と思っている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。あなたにぴったりのカーシェアサービスが見つかりますよ。

カーシェアは原則乗り捨てできない

カーシェアを提供している企業はいくつもありますが、どこも原則乗り捨てはできません。冒頭でも述べたように、借りた場所で車を返す必要があります。

つまり「引越しの荷物を運ぶためにカーシェアを利用して、引越し先で乗り捨てる」といったことはできません。

これはカーシェアの車を停めておく駐車場に限りがあることが原因です。カーシェア用の駐車場は、平均すると一箇所につき2台です。車が2台停めてある場合、他のところから来た車を停めることはできません。

一方でレンタカーであれば、営業所の敷地が広いため、車を現地で返却することができます。

しかし、そんな中でも乗り捨てができるカーシェアもあります。乗り捨てができるカーシェアについては、記事後半で紹介しています。

カーシェアの仕組みは大きく2つ

カーシェアの仕組みは、大きく以下の2つに分類できます。

  • ワンウェイ方式(乗り捨て方式)
  • ラウンドトリップ方式

それぞれ詳しく見てみましょう。

ワンウェイ方式(乗り捨て方式)

ワンウェイは、日本語に直すと「片道」です。つまりワンウェイ方式は、乗り捨てができるカーシェアのことを指します。

ワンウェイ方式を実現するためには、乗り捨て車両の受け入れ用に余分な駐車場を確保しておかなければなりません。余分な駐車場がないと、複数の場所から一箇所に車が集まった際に駐車場がパンクしてしまいます。

また車庫法という法律によって、車は本拠地から2キロ以内の場所で管理しなければならないと決まっています。日本でワンウェイ方式が普及しない理由として、車庫法がよく挙げられますが、実は駐車場を本拠地(営業所)として申請できます。よって車庫法は日本でワンウェイ方式が普及しない要因とはなり得ません。

ワンウェイ方式は、カーシェアサービスの規模が大きい海外で採用されています。これは海外では路上駐車が当たり前になっていることが原因です。

日本にもワンウェイ方式を採用しているカーシェアは複数存在します。しかし駐車場の確保等の問題から、サービスの展開は一部地域限定となっています。

ラウンドトリップ方式

ラウンドトリップは、日本語に直すと「往復」です。つまりラウンドトリップ方式は、乗り捨てができないカーシェアのことを指します。

ラウンドトリップ方式では、借りた場所と同じ場所に車を返さなければなりません。日本のほとんどのカーシェアが、このラウンドトリップ方式です。

自宅の近くにカーシェアステーション(駐車場)があれば、買い物などのちょっとした用事で便利にカーシェアを使えるでしょう。しかし近くにカーシェアステーションがないのであれば、カーシェアを利用する旨みはあまりないかもしれません。

地域制限ありで乗り捨てができるカーシェア3選

地域制限があるものの、乗り捨てができるカーシェアを3社紹介します。

  • MOOV
  • タイムズカー
  • オリックスカーシェア

それぞれ詳しく見てみましょう。

MOOV

MOOVは、自宅やオフィスの前で車を受け取り、好きな場所で車を返却できるカーシェア サービスです。

スタッフが指定の場所まで車を届け、目的地で車を回収するため、カーシェアステーションは不要です。ライブ会場など、カーシェアステーションがない場所でも自由に乗り捨てができます。

また乗り捨てができるカーシェアでは、乗り捨てのオプションを利用する際に追加料金が発生します。例えば次の紹介するタイムズカーでは、乗り捨てサービスを利用するのに3,300〜4,400円の追加費用がかかります。

一方でMOOVはそもそも乗り捨てを前提に作られているため、オプションの追加料金はありません。

MOOVの利用料金は以下の通りです。

利用時間 利用料金
3〜4時間 4,400円
4〜6時間 5,500円
6〜7時間 6,600円
7〜8時間 7,700円
8〜9時間 8,800円
以降、1時間ごとに+1,000円
36時間パック 17,600円

※車種は日産ノートです。

※登録料や月額料金はかかりません。

タクシーを配車するような感覚で、土日でも当日に車を借りられますよ。登録はLINEから30秒で行えます。また利用の申し込みも全てLINEで完結します。

現在MOOVがサービスを提供しているのは、東京都の文京区、新宿区、中央区、北区、豊島区、千代田区、杉並区、渋谷区、墨田区です。

上記エリアに当てはまる方は、ぜひLINEからMOOVに登録してみてください。初回のご利用者限定で、1,000円の割引キャンペーンも実施しています。

タイムズカー

タイムズカーは、国内最大手のカーシェアサービスを提供する企業です。

タイムズカーでは、全国157のカーシェアステーションで、乗り捨てのサービスを利用できます。

タイムズカーで乗り捨てのオプションを利用するには、車種によってベーシックで3,300円、ミドルで3,850円、プレミアムで4,400円かかります。

またタイムズカーの通常料金は以下の通りです。

プラン 月額料金 15分ごとの利用料金 1kmごとの利用料金
個人プラン 880円(880円分無料利用可能) 220〜440円 16円
家族プラン 880円(880円分無料利用可能) 220〜440円 16円
学生プラン 0円 220〜440円 16円
法人プラン 0円 220〜440円 16円

上記に加え初回のみカード発行料1,650円がかかります。

上記に乗り捨てオプションの最低価格3,300円を加えると、3時間カーシェアを利用しただけでも7,000円近い料金がかかってしまいます。

1つ目のおすすめカーシェアとして紹介したMOOVと比べると、料金に大きな差があります。MOOVの対象地域である東京で乗り捨てのカーシェアを利用するのであれば、タイムズカーよりもMOOVがおすすめです。

オリックスカーシェア

オリックスカーシェアでは、福島県会津若松市と郡山駅付近にある6つのカーシェアステーション限定で、乗り捨てのサービスを利用できます。

郡山駅まで車でアクセスして、そこから電車に乗りたい場合などに便利です。

オリックスカーシェアの乗り捨てサービスには追加料金はかかりません。通常と同じ以下の料金で、乗り捨てを利用できます。

プラン 月額料金 15分ごとの利用料金 1kmごとの利用料金
個人Aプラン 840円 210〜円310円250円310円 16円
個人Bプラン 0円 310〜460円円370円460円 16円

まとめ

乗り捨てできるカーシェアおすすめ3選を紹介しました。

乗り捨てができるカーシェアはまだまだ少ないですが、今後は増えていくでしょう。

東京に住んでいて乗り捨てのカーシェアを利用したい方はMOOVを、会津若松市に住んでいて乗り捨てのカーシェアを利用したい方はオリックスカーシェアを利用しましょう。

またそれ以外の地域の方は、値段が割高になりますが、タイムズカーを利用しましょう。

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